認

私の事が好き？

って

どうしても

確かめたくなるのは

確かめちゃいけない

相手だから

  

断

死ぬ程辛い事が

ある日よりも

満たされているのに

死にたくて堪らない日の方が

辛い事って

どうやらある

　

書

あなたの美しい筆跡を見て
一面を垣間見た気がした

不器用なあなたのタイピングを観て
あなたの全てを悟った気がした

可愛い人よ
そのままでいい


　

望

私が居なくなっても

音楽は続く

それは絶望

私が居なくなった後も

音楽は残る

それは希望

 

昇華

愛に溢れた言葉を書きたい

愛は無条件で無限大

痛みを乗り越えて

いずれは

そちら側の世界へ

探索

何か　こう
もっといい感じに
頑張れないかな

工夫で何とか出来るなら
くまなく探そう
この心の中を

　

約束

山を越えたら

頭を撫でて下さい


控室で私は泣かないと

約束しますから

友情

孤独に恋するくらいなら友情を愛せ


　

過

望んだはずの春

過ぎてゆくのが

寂しくないのは

きっときみから

卒業出来ないから

前

今は休む！

と決意する事も

立派な前進だ

  

優しさ

この手を握ろうとしてくれただけで

充分だよ


こんな優しさをもらったのは

初めてだった


人の手って優しくて

温かいね


それを教えてくれたあなたに

千の笑顔のあらんことを

Around the precious tree

If only they didn't set the fence 

It could put me in difference

  

今更

ずるいよ

私の言い訳

一つ残らず

愛してくれたくせに

 

出来

満足したなんて

絶対に言える日は来ない

でも

納得は出来たんだ

だからまた

前に進んでゆける気がする

  

 

荒れ模様

紅き雫が
森を洗い樹をさらい

稲妻が私を
打ちに来る


　

美は真

お願い

私を顧みてくれるなら

誠実なままでいて

裏切り者にならないで

お願い

最後まで

私の知っているあなたでいて
　

　

うめき声

身体を動かしたい

くちびるが寒い

本当は頭も

動かさなきゃいけないのに

姿

君の前で髪も心も

全てほどきたい

流れる長い髪を見せられる相手は

きっと君だけ

 

仲間

幸せだなあ

悲しい今年は何時にも増して

色々な人から

祈られたり　応援されたり

持つべきものは

仲間だなあ

動機

君の笑顔が

只見たくて

それだけが理由じゃ

駄目かな

  

挨拶

あと何回

「さようなら」って言えるかな


永遠の別れでないのなら

今悲しむ必要は無い

　

寧ろ

自然体が素晴らしいかと言う事よりも

自然体を喜べる心が

きっと美しい

  

過ぎゆく季節

望みました

諦めました

棄てました

巡り巡って

触れる幸せ


　

声

あの日僕らは振り向いた

何かに呼ばれた様な気がして

大空を焼いた太陽だけが

静かな僕らを見下ろした

あの日僕らは振り向いた

呼ばれる事など無いと知り

それでも探した大都会

静かで煩いオアシスに

心乱れながらだったけれど

  

目覚め

僕のどこが

そんなに偉いんですか

望まれてやって来たわけでも

あるまいし

価値があるとすれば

只

自分だけの役目を

悟ったことです

更新

逆境の中をどう生き
どう乗り越えるか

それはやはり逆境の只中でしか
学べない

辛い経験は
プレゼントだと思えばいい

その意味はやはり
逆境の外に出ないと解からないけれど

糸の支度

鐘が鳴って

ようやく私は解放される

元の私へ帰る為にも

さあ

急いで支度だよ


自分の手で切ったはずの糸

なのに私のあわてぶりは何なのだろう

考える時間も勿体ない

元の私へ帰ろう

きっとその糸は繋がっている

さあ

急いで支度だよ


 

天の痛み

抱〈いだ〉く雷

鳴りもせず

紅き三日月

散りもせぬ

浅き夢見し

火を思ゆ

天つ太陽

矢の如し

僕は弱いから

言葉を超えたものがあると

思い知らさせているから

言葉の力にだって

すがりたいんだ

 

満月の子守唄

おやすみ
今はまだ種でいてご覧
じっと恵みの雨を待ち
いつかあなた自信の為の花を咲かせるんだ


おやすみ
進めない事に焦らないで
立ち止まる事を恐れないで

渇いた今さえ
いつか
慈しみの休息だったと思えるよ

「ほんとのあたしはこんなじゃないの」
とうつむくあなたを
世界はどこかで必ず受け止めてくれている

季節は変わる
必ず
変わる



おやすみ

今はまだ

種のまま

おやすみ


澄んだ月の光が
優しく
あなたを包み込む

月は何にも言わない
けれど
本当は知っているよ

あなたがこれから
どんなに美しい
花になるのかを


　

わたくしふたつ

何を欲しがる

何が足りない

解からないままのわたくし


誰を救いたい

誰を愛したい

頭脳明晰なわたくし



　

瞳

君の目は優しかったよ

君の紡ぐ糸は温かかったよ

僕が自分の得しか

考えていなかった時も

自分の楽しみしか

追いかけていなかった時も

気づいたら君が

涙目で見つめていてくれた

僕はあんなにもがいてたのにさ

抗っていたのにさ

酷くて狭くて

心なんて忘れてたのにさ

ありがとう

だけじゃ足りないよね

でも言わせて

真心の言葉を

ありがとう

ありがとう

君の笑顔と涙に

ありがとう

  

道二本

人それぞれなんだ

面白いね

  と発見する楽しさ

人それぞれだから

仕方ないね

  で終わる虚しさ

  

新月

夜を見上げても
そこに君はいない

まばゆい太陽に隠れている
君を見つけ出すのは難しい

牡牛座が私の五感を磨いて
この世の全てを味わえと促す

地に足をつけて
神経を楽しませて

私は
今日と言う一日を大切に生きる


　

両者

花が咲くから

鳥は歌える

海が鳴くから

山は高まる

あなたが生きるから

私も明日を諦めない

 

アイデンティティ

時々心が
割れそうに痛くて

それで泣き出す自分を
労わりたい

時々心が
目まぐるしく動いて

それで疲れてしまう自分を
どうにかして癒したい


　

エネルギー源

僕の力の源は
先生でした

ご迷惑でしょうか
そうでしょうね

先生が知ってか知らずか
僕を気にかけてくれて

有頂天になったり
緊張で足が震えたりしました

誰もいない所で呟いてみました
「好きです」

顔が真っ赤になるのが
自分でも解かりました

僕が歩くのも
絵を描くのも

エネルギー源は同じ
あなたです

いつか恩返し出来るのが楽しみです
プロポーズの言葉は秘密です


　

問い

足りないのか

やり過ぎなのか

それが

ただ一点の問題だ


　

唯一

これからもあなたは

私にとって

奇妙な理解者であり続けるだろう

世の中の誰が見捨てても

あなたは私を

誤解無く受け止めてくれる

奇妙な共感者は決して

裏切る事を知らない

只沈黙の内に

最初で最後の人で在り続けるのみ

　

二人の朝

「おはよう」を言う相手がいる

孤独な夜を超えて

それだけが僕の希望だ

　

ウラヌスの声

クロノスは約束を守った

今度は私が期待に応える番だ

時計の針は戻る事は無い

背負うものが大きい程

遠くまで歩ける

　

契り

他の誰かを

好きになってしまってもいい

でも

愛するのは

私だけにして

 

悪戯

ねむいあくま

悪戯の途中で

見つかっちゃうから

いつでもねむい

ねむいあくま

勇気の必要

思い出をこじ開けて

見つけたのは古い痛み

瞳をこじ開けて

見いだしたのは君の瞳

 

熱い世界

闇と言うのは

外から見るから暗いのだ

中へ入って染まってみれば

狂気と微笑みの軋轢が生む

熱い世界が広がっている


 

勝者の如く

別れを引き受けて

今は必要なこころの引きこもり

文字通り距離を取って

頭を冷やせ頭を！


　

皿

私を受け止めるお皿は

大きく深くなければ駄目よ

覚悟はお在り？


私自身も変わらなければ

歪んだ心のままでは

大きなお皿には納まらない


覚悟が必要なのはお互い様ね



　

種

閉じたままで良い

進まなくて良い

うずくまって

今は

じっと雨を待っていよう

花開く時は

必ず来るから

信じられない？

でもね

全ての花は

かつて種だったのだよ

  

誠実

清らかな生き方

残酷な運命の中で
只一つ

心を美しくするものがある

これからも
あなたに尽くそう

真心をくれた君よ



　

浮かび上がる

飛行船を飛ばして
あなたの魂に触れてみたい

風船でも良い
もう戻って来られなくても良い

そう思う程
共に居た時間が懐かし過ぎるの



　

失敗

失敗してしまった時

「気にするんじゃなくて気をつければいい」

と教えてくれた人がいた

私が愛した人だった

あなたには敵わないな

迷いの中でまた

僕はあなたの言葉を思い出す

失敗の後でまた

僕はあの時の二人の距離が思い出せない



　

ミンチカツ

行列はご褒美の為にある

アツアツのうちに召し上がれ

ご馳走は走り疲れたあなたを癒す

ほくほくのうちに齧っちゃえ！


 

唄の年の君は

ロベルト
あなたなら解かるでしょう

どうしようもなく
逢いたくて

それは禁じられて
泣くことも許されなくて

想いは
つのるばかり

別れの後に

別れが来るのは
仕方のない事

でも

別れを次の日のエネルギーに換えるのは
努力すれば出来ない事でもない


 

励まし要らず

純粋な気持ちに向かって
「強く在れ」
と命じたのは
間違いだったかもしれない

今なら良く解る
あの時の私は
励まされるよりも
只抱き締められたかったのだ


　

心配り

傷ついた人に優しさを

優しさが辛い人にそれを控える勇気を



　

ぽかぽか

さようならを言ったから
もう二度と
忘れる事はない

行ってらっしゃいと伝えたから
もうこれからは
寒くならない

今年の
春よ
過ぎゆく
春よ



　

覚悟

胸をえぐられるような痛み

それに耐えかねて逃げ出すか

それこそ敗北の証

逆境に屈してもいいから

自分には負けるな



　

出発点

私達二人って
本当の意味で
全く違う生き物なんだね

ぶつかって解かる
すれ違って悟る
それの連続

悲観するのではない
いつでもそれらが私たち二人の
出発点だから


　

つながり

切れてしまえば呆気ないものだ
この　縁という代物は